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2011年12月第18号掲載 |
コミセン横のお花畑に突如出現した杭(くい)の謎を解け! |
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杭には、大きな矢印と「太平百合が原フットパスの会」という表示があります。まずはこの会について、太平百合が原まちづくりセンターの佐川所長にお話をうかがいました。 「太平百合が原フットパスの会は3年前に発足、約30名の会員がいます。フットパスとは、イギリスで生まれ広まった“ありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】”のことです。誰でも健康に楽しく歩くことで、景観や歴史など地域の魅力を再発見し、活気のあるまちづくりを目指している団体です。」 会では先月、篠路やあいの里、屯田などの6つのコースを掲載したガイドマップを作成。地域の見どころや寄り道できるお店など、お楽しみ情報もたっぷりで、読んでいるうちに歩いてみたくなる素敵な冊子です。 コミセン横の杭は、そのコースのひとつ、「五ノ戸の森から旧琴似川コース」の道標なのだそうです。道標に使われている木は、フットパスを通して出会った平取町の森林組合からいただいたというカラマツの原木。2mもの長さの木を、みんなで皮をけずって防腐処理をした手作り品です。景観に溶け込んでいるのは、そんな温かさがあるからなのでしょう。 来春はこのガイドを片手に、ぜひまちを歩いてみませんか。いままで気づかなかった新しい出会いや発見がきっとあるはずです。 |
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2011年11月第17号掲載 |
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篠路にはこの季節に外せないスポットがある〜篠路山豊国院龍雲寺のイチョウ |
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篠路山豊国院龍雲寺。お寺の前の道路を車で一瞬のうちに通過したとしても、この季節にこの木が目に留まらない人はいないのではないでしょうか。見事に黄金色に輝く大きなイチョウの木。北区八十八選のひとつです。また、北海道自然環境等保全条例で記念保護樹木にも指定されています。樹齢は百年以上。龍雲寺の開山(お寺は山にあると仮定して、平地にあっても開山といいます)は、明治19年ですから、今から125年前のことです。寺は、厳しい開拓期の人々にとって、心のよりどころでした。篠路のまちの変遷を見続けるイチョウの木。散りゆく落ち葉をそっと踏みしめると、歴史の残響が、いつまでも聞こえてくるようです。 |